AcerPower1000のマザーボードを修理

2007年春に子どもに買ってやったパソコン(超小型のパソコンです)が、壊れたと行ってきました。DVDを見ている途中に勝手に電源が落ちてしまうというのです。そのうちに、Windowsも起動の途中で、だめになったと言ってきました。
持ってきたパソコンを見てびっくり。通気口はびっしりほこりがつまり、全体的にほこりだらけでした。
手始めに外回りの掃除をして、ケースを開けてみました。さすがというか、中の方はほとんどほこりの進入はなし。とりあえず、ブロアーで細かなちりを吹き飛ばし、接続して、KNOPIX(CD起動のLinux)を試してみました。一度は起動に成功。次にUbuntu(これもCD起動のLinux)、これは途中で電源が落ちました。次に、ハードディスクを外してお内容にしてみましたが、同様です。
仕方がないので、ダメ元で、いろいろパーツを取り外し、CPUクーラーを外してみたら、隠れていた電解コンデンサーの頭が、妙にふくれている。最近のマザーボードはほとんど固体コンデンサーに変わってきている現状から、これは怪しい。
このままではどうせ使えないので、コンデンサーを取り替える事にした。45Wの半田ごてで、ハンダをしっかり暖めて、少し力を入れてコンデンサーを取り外す。となり同士の2個を取り外す。
次に、使っていないちょっと古いマザーボードから、同じ規格のコンデンサーを、今度は、ちょっと慎重に取り外す。最後に、元の場所に入れて半田付けをするが、穴がふさがっていてなかなかうまく入らない。いきおいあまって,近くのチップ(抵抗か?)にハンダをかぶせてしまった。あせったがこれは、ハンダ吸い取り機で取り除いた。少し残ったが、ルーペで見ると何とかなりそうなので、そのままにする。コンデンサーの取り付け後、入念にルーペでハンダブリッジがないか確認する。
マザーボードだけ取り付けて、電源を投入。緊張の一瞬だったが、・・・・無事、Bios画面が出る。
一休みの後、元のように組み立てて、テストの時のように、CDでの起動を行う。そのまましばらく放置しても電源が落ちる事がない。つぎにハードディスクから起動してみる。Windowsが無事起動して、アプリを使っても普通に使える。最後に、DVDを挿入して、長時間(といっても2時間くらい)再生するが、これも無事通過。調査から2日ほどかかったが、修理終了。めでたし、めでたし。
左が取り付けたコンデンサー    右が頭のふくれたコンデンサー

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